2021年7月30日に直近の労働力調査の結果が公表されました。労働力調査で特に気になる数値が「完全失業率」です。簡単に説明すると、「仕事をしたいけれども仕事を見つけられていない人がどれくらいいるか」を表す数値です。
完全失業率が高いと仕事をしたいのにできない人がたくさんいる、逆に低いと仕事をしたい人は仕事に就けていると言えます。

2021年6月の完全失業率は2.9%
発表された資料によると2021年6月の完全失業率は2.9%で、前月の3.0%から0.1%改善しました。
新型コロナウィルス感染が拡大する前の2018年平均2.4%、2019年平均2.4%に比べると0.5%高いもののまた2%台に戻してきており、3%を超える傾向が続くかとも思われましたが踏みとどまっています。
しかし緊急事態宣言が発令されている地域があり、ワクチン接種がまだ全世代に行き渡っておりませんので、いつになればコロナ前の経済活動に戻していけるのか見通しはたっておりません。
政府も支援策を状況に応じて検討しておりますので、そのような情報についてもご紹介してまいりたいと思います。
<総務省統計局:2021年7月31日>
労働力調査(基本集計) 2021年(令和3年)6月分結果
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.html